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AI-OCRの導入事例【IT編】

このページでは、IT業界におけるAI-OCR導入の事例や、AI-OCRによって解決した課題などを企業ごとに解説しています。

目次

株式会社デジタル・クリエイティブ・ネットの事例

UIに優れたAI-OCRの導入で事務作業の自動化・効率化を目指した

業務用キッチンなどのレンタルスタジオ事業を営んでいる株式会社デジタル・クリエイティブ・ネットでは、企業全体で千社を超えるクライアント企業との取引を行っており、請求書の管理や会計システムへの入力といった経理作業が膨大な規模になっていました。

一方、その解決を目指してAI-OCR製品の導入を行ったものの、適切な比較検討を行わなかったことで自社ニーズと製品の使用感とのミスマッチが発生してしまい、思っていたほどの効果を得られなかったことも状況を深刻化させていたようです。

そのため同社では改めて自社ニーズに合致したAI-OCRの導入を目指し、業務の効率化や従業員の負担軽減といった総合的なメリットを期待しました。

自社システムと連携できるAI-OCRで経理業務時間を90%削減

自社システムとして導入していた経理システムや会計システムなどと連携できるAI-OCRを導入し、請求書を定型化したことで請求作業からシステムへの入力作業まで一連の流れをまとめて自動化することに成功しています。また、UIについても自社ニーズにマッチするAI-OCRを選択したことで満足感を得られており、結果として経理業務の完全自動化が実現した成果は見逃せないでしょう。

加えて、経理業務のオートメーション化によって従来の業務時間と比較して約90%の負担軽減も叶えられており、さらに経理スキルの熟達者でなくとも経理担当を任せられることになって業務の属人性も解消したそうです。

株式会社タイミーの事例

事業規模の拡大に伴って請求書と帳簿の照合作業などの負担が増大

様々な人がオンラインでアルバイト情報を検索し、スキマ時間の有効活用を考えられるスキマバイトサービスを提供する株式会社タイミーでは、2021年末で228万人だったユーザーが2024年2月には700万人を突破するなど企業成長を遂げていた一方、事業規模の拡大に比例して請求書と会計帳簿の照合作業といった経理業務が大きな負担となっていました。また、今後さらなる事業拡大を考えており、そのような業務負担を早急に解消・改善することで、将来的な事業基盤の安定化を図りたいと考えられていた点も重要です。

そのため、同社ではAI-OCRの導入により経理業務や書類作成といった業務の効率化を目指しました。

毎月20時間の工数削減が実現し、今後も一層の効率化を期待できる

タイミーでは複数のAI-OCR製品を候補として選定した上で、トライアルによって実際のAI-OCRの使用感や利用価値の検証を行いました。その結果、自社のニーズや従業員の作業プロセスにマッチしたAI-OCR製品を見つけることが叶い、改めて社内で検討を行った上でAI-OCR導入へと進んだそうです。

導入直後は読み込みフォーマットの作成など作業的に負担もあったそうですが、期待通りの成果を得られるまで複数回のサポートを受けられたこともあり、やがて無事にシステムを稼働することが叶いました。その結果、毎月の作業工数として20時間の節減が実現し、さらにシステムを使い慣れていくことで今後も一層の生産性向上を期待できているようです。

TOPPANエッジ株式会社の事例

ITサービスを提供するデジタル企業としてペーパレス化を目指した

TOPPANエッジ株式会社は1955年に設立した企業であり、各時代の「情報」を主力事業の基盤として、デジタル技術も積極的に活用しながら多角的なIT領域でのサービス提供を行ってきました。しかし、その一方で社内業務としてはオペレーターによる紙の仕分けや情報の確認、書類からシステムへのデータの手入力といった作業が継続されていたことも事実であり、改めてデジタルハイブリッド企業としての業務改善や生産性向上を目指していたそうです。

そこで、TOPPANエッジ株式会社は将来の業務も見据えて価値のあるAI-OCRの導入を進めました。

オンプレミス版のAI-OCRを導入して専用OCRプラットフォームを構築

そもそも明細書や配送伝票のデータ作成といったビジネスプラットフォームに関して経験とノウハウを有していたTOPPANエッジ株式会社では、改めてオンプレミス版のAI-OCRを導入し、自社のワークフロートも連携させながら独自のOCRプラットフォームを構築することに成功しています。

取引先やユーザーから提示された文書についてもスキャン画像をデータセンターへ転送し、OCRプラットフォームにおいて画像識別を自動的に行えるようになったことで、サイトへのCSV出力が効率化されました。また、識別データのベリファイ作業を行えるようになった点も今後の拡張性に期待する一因になっています。

まとめ

IT企業として事業成長を遂げてきた会社であっても、経理業務などに関してはペーパレス化やデジタル化が思ったように進んでいなかったケースもあるようです。しかし、事業成長に比例して経理業務などの負担が増大したことを機に各社がAI-OCRを導入し、結果として大きな負担軽減や生産性向上を達成した成果は見逃せないでしょう。

当サイトでは色々なAI-OCRソフトについて紹介していますので、比較検討にぜひご活用ください。

得意分野で選ぶおすすめの
AI-OCRソフト3選
【オンプレミス編】

THREE SELECTIONS
\得意分野で選ぶ/
おすすめのAI-OCRソフト3選【オンプレミス編】
ここでは、HP上にオンプレミス版の料金が掲載されているソフトの中から、特徴的な3ソフトを紹介します。AI-OCRの導入を考えている方は、自社の課題を解決できるソフト選びの参考にしてください。
確認作業を
大幅効率化
DynaEye11
AI-OCR
引用元:株式会社PFU公式HP https://www.pfu.ricoh.com/dynaeye/product/dynaeye11/
注目ポイント
認識結果は自動で照合
作業者の確認時間を短縮

2つのOCRエンジンが各々の認識結果を自動で突合せ。目視箇所の大幅削減で、作業者の確認時間を短縮

導入実績

金融・流通・農業・建設・自治体・物流・購買

定額 従量課金
トライアル
○ 60日間無償(機能制限なし)
海外ビジネスにも
柔軟対応
AIRead
引用元:アライズイノベーション株式会社公式HP https://airead.ai/
注目ポイント
ロシアや東南アジアにも対応
多言語対応の読取り

日本語・英語の他に、多くの言語の読み取りに対応。海外(シンガポール)での利用実績あり

導入実績

金融・介護・卸売・自治体・運送・製造

定額 従量課金
トライアル
○ 初月無料
社外から書類を
アップロード
スマートOCR
引用元:AI inside株式会社公式HP https://www.smartocr.jp/
注目ポイント
アプリ連携機能で
      スマホから書類を読み取り

スマホアプリでの書類撮影に対応。AI歪み補正エンジンと組み合わせ整形し文字列を認識

導入実績

金融・卸売・建設・物流・メーカー・M&A仲介

定額 従量課金
-
トライアル
○ 5日間無料(100枚まで)

■選定条件
「AI-OCR オンプレミス」 でGoogle検索(2023年2月27日)をして表示された、検索結果全13ページに表示されたAI-OCR(オンプレミス)ソフトのうち、 HP上にオンプレミスの料金体系が掲載されている3社を選出。
「DynaEye 11 AI-OCR」…料金体系が掲載されている中で、読み取り精度が一番高い
「AIRead」…料金体系が掲載されている中で、多言語への対応が一番多い
「DX Suite(AI inside Cube)」…料金体系が掲載されている中で、唯一作業速度を選べるマシンを提供している
として選出。
※参照元:AI inside公式HP:AI inside Cube 「 https://inside.ai/service/ai-inside-cube-series/