このページでは、AI-OCRの導入を考えている保険関連企業向けに、実際にAI-OCRを導入した保険関連企業の事例を紹介しています。
1902年に創業した第一生命保険株式会社には、約11,000人の内勤職員が所属し、700種類の帳簿を年間で約1,700万枚取り扱っています。
2016年からInsurance Technology戦略として、業務のDX化に取り組んでいる第一生命保険ですが、この膨大な量の紙媒体書類をデジタルデータ化して処理することは、Insurance Technology戦略のスタート当初から大きな課題の一つでした。
2016年の時点では、AI-OCR関連技術はまだ黎明期にあり、満足のいく認識率を達成したソフトウェアはありませんでした。
その後、AI-OCR関連技術の発展に伴い認識率が飛躍的に向上し、さらに定型帳票と非定型帳票が混在する環境であっても問題なく使用できるソフトウェアが出てきたことを受け、2020年にAI-OCRを導入しました。
これにより、書類の確認業務に必要な時間が大きく削減され、約40%の事務作業の効率化を達成しました。
2019年度に「日本生命デジタル5カ年計画」を立ち上げるなど、かねてより業務のDX化を積極的に行ってきた日本生命保険ですが、窓口での商品の新契約受付業務では、商品ごとに異なる書式の紙媒体の申込書を使用することから、さらなる業務改善化の余地がありました。
日本生命保険では、異なる書式の申込書であっても一元的に認識できるAI-OCRソフトウェアを導入し、窓口で取り扱うさまざまな書類をデジタルデータ化することができるようになりました。
これにより、これまでは担当者が手動で行っていた項目ごとの確認作業も自動点検できるようになり、約40~50%の事務コストの削減に成功しました。
AI-OCR関連技術の進歩によって、現在では、従来型のOCRエンジンでは対応が難しかった枠外に飛び出す文字の認識や、非定型帳票の自動読み取りに対応するソフトウェアを各社がリリースしています。
AI-OCRを導入する自治体や金融機関の数も増えてきており、加入申込書を始めとして窓口で非常に多くの種類および量の紙媒体書類を取り扱う保険関連企業にとって、AI-OCRの導入によって得られるメリットは非常に大きいといえるでしょう。
2つのOCRエンジンが各々の認識結果を自動で突合せ。目視箇所の大幅削減で、作業者の確認時間を短縮
金融・流通・農業・建設・自治体・物流・購買
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 60日間無償(機能制限なし) |
日本語・英語の他に、多くの言語の読み取りに対応。海外(シンガポール)での利用実績あり
金融・介護・卸売・自治体・運送・製造
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 初月無料 |
スマホアプリでの書類撮影に対応。AI歪み補正エンジンと組み合わせ整形し文字列を認識
金融・卸売・建設・物流・メーカー・M&A仲介
定額 | 従量課金 |
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- | ○ |
トライアル | |
○ 5日間無料(100枚まで) |
■選定条件
「AI-OCR オンプレミス」 でGoogle検索(2023年2月27日)をして表示された、検索結果全13ページに表示されたAI-OCR(オンプレミス)ソフトのうち、 HP上にオンプレミスの料金体系が掲載されている3社を選出。
「DynaEye 11 AI-OCR」…料金体系が掲載されている中で、読み取り精度が一番高い
「AIRead」…料金体系が掲載されている中で、多言語への対応が一番多い
「DX Suite(AI inside Cube)」…料金体系が掲載されている中で、唯一作業速度を選べるマシンを提供している
として選出。
※参照元:AI inside公式HP:AI inside Cube 「
https://inside.ai/service/ai-inside-cube-series/
」