オンプレミス版のAI-OCR導入を検討している物流業やその関連事業者に向けた情報を紹介しています。こちらでは、AI-OCRを実際に導入した企業の事例についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。
国内外に複数の拠点を構え、物流を扱っているキムラユニティー株式会社。かつては、倉庫業務をこなす際に、多いときには300名分にもおよぶ従業員の作業日報を、事務担当者が手作業で集計していました。入出庫作業のプロセスや作業時間にかんする大量のデータを集計するのは、非常に手間と時間のかかる仕事であっため、負担がかなり大きなものとなっていました。しかも、手作業であるがゆえ、集計結果をふまえた改善策をスムーズに実行に移すのが難しいという課題もかかえていたのです。
手作業による集計の負担や効率の悪さを改善するために開発したのが、「OCR日報システム」です。OCRに対応可能な手書き日報シートをスキャン後、DynaEyeを使用してOCR処理を施すことで、集計を自動化するシステムです。このシステムを用いて集計作業をするようになってから、かつては夕刻近くまでかかっていた作業を、午前中で完了させることが可能になったのです。また、集計結果をふまえた改善策を、よりスピーディーに業務に反映させられるようになったのも、大きな変化した。
首都圏エリアの廃棄物収集とリサイクル事業を取り扱っている横浜環境保全株式会社。産業廃棄物を収集し、それを処理していく作業をおこなう際には、定められた制度を守って適正に進めていかねばならないため、毎日大量の書類が発生していました。しかも、社内伝票および契約書をシステムに入力するにはかなりの所要時間が必要だったので、時間外勤務が続く状況を解消することができずにいました。専任者にいたっては、早出および残業が毎日のように続いていましたが、それでもまだ時間が足りないほどでした。
システム入力の負担を解消すべく取り入れたのが、オンプレミス環境での使用が可能なORCソフトのDynaEye 10です。手書きの文字もしっかりと認識できると知り、社内伝票の読み取りに用いてシステムへの入力を自動化できると考えたからです。導入した結果、事務作業の大幅な効率化に成功しました。DynaEye 10の性能と費用対効果の高さを強く感じています。ソフトウェアによって認識された文字をチェックするだけで済むようになったので、精度が上がり、管理体制の強化にもつながりました。
AI-OCRの導入は、物流業界においても進んでいます。手書きデータを手作業でシステム入力していく業務方法では、多くの手間や所要時間がかり、担当者にとっても大きな負担となります。連日の残業の結果、精度が低下してしまうことも容易に想像できます。そんなときに手書き文字の認識に対応しているAI-OCRを用いることで、より正確に、そしてより効率的にデータを集計し、集計結果をスムーズに業務改善のために活かせるようになるわけです。
当サイトでは、得意分野から会社のニーズを満たしてくれるAI-OCRを選ぶためのコツなども紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
2つのOCRエンジンが各々の認識結果を自動で突合せ。目視箇所の大幅削減で、作業者の確認時間を短縮
金融・流通・農業・建設・自治体・物流・購買
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 60日間無償(機能制限なし) |
日本語・英語の他に、多くの言語の読み取りに対応。海外(シンガポール)での利用実績あり
金融・介護・卸売・自治体・運送・製造
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 初月無料 |
スマホアプリでの書類撮影に対応。AI歪み補正エンジンと組み合わせ整形し文字列を認識
金融・卸売・建設・物流・メーカー・M&A仲介
定額 | 従量課金 |
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- | ○ |
トライアル | |
○ 5日間無料(100枚まで) |
■選定条件
「AI-OCR オンプレミス」 でGoogle検索(2023年2月27日)をして表示された、検索結果全13ページに表示されたAI-OCR(オンプレミス)ソフトのうち、 HP上にオンプレミスの料金体系が掲載されている3社を選出。
「DynaEye 11 AI-OCR」…料金体系が掲載されている中で、読み取り精度が一番高い
「AIRead」…料金体系が掲載されている中で、多言語への対応が一番多い
「DX Suite(AI inside Cube)」…料金体系が掲載されている中で、唯一作業速度を選べるマシンを提供している
として選出。
※参照元:AI inside公式HP:AI inside Cube 「
https://inside.ai/service/ai-inside-cube-series/
」