このページでは、AI-OCRの導入を考えている自治体向けに、実際にAI-OCRを導入した自治体の事例を紹介しています。
石川県かほく市では、かねてより業務のDX化の推進を行っていました。しかし、必要な資料が紙媒体のままでは、人間がPC上で行う操作をAIに自動化させるPRA(Robotic Process Automation)を始めとする業務のDX化は難しく、絵に描いた餅となってしまいます。
そこで石川県かほく市では、業務のDX化の第一歩として、乳幼児健診の問診票の入力業務にAI-OCRを導入しました。
乳幼児健診の問診票には約250の項目があり、かつては約80人分の問診票を入力するのに40時間がかかっていました。AI-OCRの導入後は、この業務に必要な時間が16時間に短縮され、住民サービスの向上といった業務により多くの人員を回せるようになりました。
また、AI-OCRの導入をきっかけに職員の業務に対する意識がかわり、任意予防接種の支払依頼業務といった他の業務へのAI-OCRの導入など、業務効率の改善のための議論が庁舎内で活発になったことも、AI-OCRの導入による嬉しい変化だったようです。
石川県七尾市では、市民が安心して妊娠・出産・育児を行えるようにサポートする健康福祉部 健康推進課 母子保健事業の「健やか親子21アンケート」の回答入力業務でAI-OCRを導入しました。
このアンケートは、4か月児・1歳6か月児・3歳児のそれぞれで行っており、検診一回あたり一時間の入力作業が必要でした。
AI-OCRを導入することで、一回あたり一時間かかっていたアンケートの入力作業が10分程度で終わるようになり、業務の合間に行うことができるようになりました。
また、以前はアンケートの回答が段違いになっていないかどうか、最後まできちんと回答されているかどうかにも気を使う必要がありましたが、AI-OCRの導入によって認識結果を確認するだけで良くなったため、業務の心理的負担も軽減されました。
業務に必要な時間が短くなる、というのはAI-OCRを導入することによって得られる大きなメリットの一つですが、石川県かほく市や七尾市の事例が示すように、業務の心的負担も軽減され、また業務の総合的なDX化の足がかりになるという点も、AI-OCRを導入する大きなメリットの一つといえるでしょう。
石川県かほく市や七尾市においてそうであったように、AI-OCRは一つの業務からでも導入できます。AI-OCRの導入を迷っているという場合、まずは試験的に規模の小さな業務で導入してみるといいかもしれません。
2つのOCRエンジンが各々の認識結果を自動で突合せ。目視箇所の大幅削減で、作業者の確認時間を短縮
金融・流通・農業・建設・自治体・物流・購買
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 60日間無償(機能制限なし) |
日本語・英語の他に、多くの言語の読み取りに対応。海外(シンガポール)での利用実績あり
金融・介護・卸売・自治体・運送・製造
定額 | 従量課金 |
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○ | ○ |
トライアル | |
○ 初月無料 |
スマホアプリでの書類撮影に対応。AI歪み補正エンジンと組み合わせ整形し文字列を認識
金融・卸売・建設・物流・メーカー・M&A仲介
定額 | 従量課金 |
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- | ○ |
トライアル | |
○ 5日間無料(100枚まで) |
■選定条件
「AI-OCR オンプレミス」 でGoogle検索(2023年2月27日)をして表示された、検索結果全13ページに表示されたAI-OCR(オンプレミス)ソフトのうち、 HP上にオンプレミスの料金体系が掲載されている3社を選出。
「DynaEye 11 AI-OCR」…料金体系が掲載されている中で、読み取り精度が一番高い
「AIRead」…料金体系が掲載されている中で、多言語への対応が一番多い
「DX Suite(AI inside Cube)」…料金体系が掲載されている中で、唯一作業速度を選べるマシンを提供している
として選出。
※参照元:AI inside公式HP:AI inside Cube 「
https://inside.ai/service/ai-inside-cube-series/
」